証しと宣教ビジョン(満羊園 劉帝彬宣教師)

先輩の皆さん、主にある兄弟姉妹、主の平安がありますように!

わたしは、中国広東省から来た者です。2003年主を信じ、2008年召命を受け、一年間宣教についての集中訓練を受けました。日本に来るようになった昨年まで開拓した教会を牧会していました。

神学校では、わたしは宣教師である恩師から沢山の影響を受けて、自らも宣教の思いと使命を受けました。神学校の卒業後、ずっと海外宣教(主に東南アジア宣教)をし、また、宣教団体を結成し、支援活動をもしていました。

2009年、香港で開かれた牧師を中心にした聖書の学びの時、日本に対する宣教の重荷が与えられました。その学び会に参加されていた牧師先生たちも数多く日本に対する偏見を持っていました。中日の過去の戦争歴史があり、日本に対する「憎しみ教育」という教育実態が、民族的な増悪感を齎せてしまい、その影響を受けて育ってきた数多くの牧師先生たちは、なかなか日本へ宣教に行きたくないと話していました。しかし、聖霊様は、私たちに特別な感動を与えられ、全員心を合わせて日本の為に祈るように導いてくださいました。その時から、私は神様の御旨を悟り日本へ宣教に行く決心をしました。すぐ日本に行けないけれども日本の為に祈るのは日課でした。

昨年、主の不思議な導きの中、朴鐘皖先生と出会い、日本への宣教思いがますます明らかになってきました。そして、先輩たちの温かい心で私を受け入れ、日本に行けるようになりました。感謝致します。

ほとんどの日本の教会は高齢化になり、次世代を育てるのが緊迫な時期だと思っています。わたしは今日本語を勉強しています。宣教するために、言葉だけでなく日本の文化を身につけるように祈っています。人間の知識をはるかに超えられる主の知恵と力がこの身になりますように。

日本語を覚えながら在日中国人を伝道していくことにしました。ある統計によると、日本全国には120万人の中国人がいることが分かりました。多くの中国人が日本で長く滞在しているので日本の文化に慣れ、日本人と深く関わっています。その方々が救われた新しい命で自分の周りにいらっしゃる日本人友人に宣教することは、私ひとりより遥かに効果的だと思っています。国と民族が違っても、心を一つにし、主の御心に叶うリバイバルが早く日本の地に来るように絶えず祈り続けていきたいです。

日本に来たばかりの者で、様々なところに皆さんのご指導と助けが必要です。どうかお祈り下さい。

「弟子たちは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主も彼らと共に働き、御言に伴うしるしをもって、その確かなことをお示しになった。」 (マルコ16:20)